
『KIT』を作るのは、アパレルの店舗・ホテル・飲食店などに向けたモダンでおしゃれな什器を作る「日本コパック株式会社」。
自社のギャラリーでイベントを開催するようになったことをきっかけに、デザインユニット「MUTE(※)」とつながり、什器作りのノウハウを生かした家具シリーズ『KIT』を2021年にローンチ。
※プロダクト、スペース、グラフィックなど領域にとらわれず、ディレクションからデザインまでトータルで行う。MONOCOでロングセラーになっている「DUENDE TILL」も「MUTE」の作品のひとつ。
工具を使わずに組立て・解体ができる、無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインが特徴。説明書を読まずとも直感的に組立て・解体ができ、運搬や収納する場合も小さくなる仕様です。

それまでお付き合いのあった、デザイナーや設計事務所関係者、商業施設の運営者などが自宅にも置きたいと思える家具をというのが裏テーマ。
余分な装飾はなく、最小限の要素で必要十分な機能が備わり、どこかに愛らしさのあるデザインです。

このシンプルさ、簡単なようで難しい技術の結集。
素材も製作もALLジャパンメイド。粘り気があって強度が出やすい日本製のスチールを使い、熟練の日本の職人によって丁寧に作られています。

繊細さと強度を両立するため、かける熱を抑えながら溶接。表面は2種類のやすりをかけてなめらかに。端はシャープさを損なわない絶妙な加減で面取り。きめ細かな積み重ねで、機能とデザインのバランスを実現しています。

スチール素材に用いられる鉄は、自然界に豊富な資源。加工に発生するエネルギーも少なく、不要になったら鉄に戻して何度も使えるリサイクル性にも優れています。