
『_go』のふるさとは、新潟・栃尾地域。戦前から繊維製品を作り続け、技術と職人のネットワークが今も残るニットの街です。

その栃尾地域で生まれ育ったプロダクトエンジニアの白倉重樹氏が、「栃尾ならではの素材と技術を残していきたい!」と始めたのが、ニット製ポーチのブランド『_go』。
ガジェット大好き、モノを増やしがちで、バッグの中がいつもごちゃついていたという白倉氏。「ニットの伸縮性を利用すれば、最小にまとめられるのではないか」というひらめきからスタート。

とにかくよく伸びてよく縮む“キックバック性”を最大限にすべく、糸づくり・染色・編み立て、すべての工程に栃尾の技術を結集。
糸はオリジナルの「極大ストレッチ素材」。伸びるポリウレタンに伸びにくいポリエステルを独自の技術で撚糸(ねんし)し、丈夫でストレッチ性の高い糸を開発。

染色には、世界でもこの栃尾地域のみにしか残っていない「ロケットマフ」という技術を使用。糸をふわっとさせたまま、熱をかけず染めることで、糸の伸縮性を損なうことなく、繊維の奥までしっかり染色。あまりに非効率的なため、他ではこの方法で染色するところがなくなってしまったそうです。

編み立ては、ニット編機の最新技術「ホールガーメント」。すべてが1本の糸で編まれていて、縫製はいっさいナシ。
写真左がプロダクトエンジニアの白倉重樹氏
縫製されているとその部分の伸びがストップしてしまいますが、本品は無縫製なので、360°どの角度にも伸縮可能。

『_go』の白いロゴも、ストレッチ糸の編み込みなので、伸縮性を妨げません。裏を見ると白い糸が長めに伸びていますが、これは「伸びのための余剰分」。

長すぎると感じたら、モノを包んだ状態(引っ張った状態)で、2cm以上残るようにカットしてみてください。
お手入れは洗濯機で。色落ちの心配がなく、ガシガシ洗っても大丈夫。使ううちに伸びてきますが、スチームアイロンをかけると、ほぼ元の形に戻ります。

説明書を兼ねた紙のパッケージは、できるだけゴミを減らし、配送を簡易にするための配慮です。

モノを包むという日本的発想、日本の素材・技術を結集させた『_go』は、2020年ニイガタIDSデザインコンペティションで準大賞を受賞。海外へのお土産としても喜ばれそうです。